シ リ ー ズ
副作用・相互作用マネジメントの超実践アプローチ
南山堂 月刊誌「薬局」
ー シリーズ連載にあたり ー
1人の薬剤師が感染症治療の際に出会う副作用や相互作用は限られており、特に新人、若手薬剤師は今まで見たこともない症状に出会うことも多いと思います。それが副作用から来るものなのか、疾患から来るものなのか、原因を考える上では臨床推論の考え方は強力な武器になります。
そこで北海道薬剤師臨床感染症研究会のメンバーに執筆いただき、薬剤師が臨床で経験した症例をマインドマップを使って整理しながら、どのように考え、対応したら良いのかをお示しいただきました。
本シリーズを通し、擬似体験した副作用、相互作用の類似ケースに臨床で出会ったときに、冷静で的確な判断と行動を実践していただければ望外の喜びです。 (中村記念南病院 薬剤部 山田和範)
① 下痢がなかなか治まらない入院患者
山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:161-173,2015.
② ワルファリン服用中の食道カンジダ症治療
山崎 洋平,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:310-321,2015.
③ 腹部手術後感染で抗菌薬投与中に急性腎障害を発症した入院患者
門村 将太,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:502-515,2015.
④ 手術部位感染(SSI)で抗菌薬治療中の血小板減少
渡辺 浩彰,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:1852-1863,2015.
⑤ ステロイド療法中の入院患者における発熱
國本 雄介,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:2030-2041,2015.
⑥ 帯状疱疹発症後の意識障害
藤居 賢,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:2198-2208,2015.
⑦ 外来化学療法後の意識障害
山崎 晃憲,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:2391-2403,2015.
⑧ 手術後抗菌薬治療中の低血糖症状
齊藤 雅明,山田 和範 監修:岸田 直樹 薬局,66:2552-2563,2015.
⑨ 手術部位感染治療中のクレアチンキナーゼ上昇
渡辺 浩彰,山田 和範 監修:岸田直樹 薬局,66:2718-2728,2015.
⑩ 心臓手術後の発熱
久保 悠,山田 和範 監修:岸田直樹 薬局,66:2886-2898,2015.
2015年 11月号
⑪ めまいを訴える20代の女性患者
山田 和範 監修:岸田直樹 薬局,66:3039-3050,2015.
2015年 12月号
⑫ 抗菌薬治療中に皮疹が発現した患者
山田 和範 監修:岸田直樹 薬局,66:3209-3222,2015.
関 連 書 籍
薬剤師が知っておきたいチーム医療実践のための 感染症検査
南山堂
感染症の「検査の特性」と「結果の解釈」を理解して、抗菌薬の適正使用を実践するために必携の書!
感染症診療では、抗菌薬の適正使用を実践する、すなわち、毒性と耐性化のリスクを最小限にして最大の効果をあげることが求められる。その鍵を握る一つが検査であり、本書は、抗菌薬適正使用のためにいかに検査を用いて薬学的アプローチを実践すればよいかについて解説するものである。(南山堂ウェブサイトより引用)
本研究会からはオブザーバーの岸田直樹先生、幹事の山田和範先生が編集・執筆を、幹事の門村将太先生、國本雄介先生、渡辺浩彰先生が執筆を務められました。
詳細・購入はこちら http://www.nanzando.com/books/23361.php
J-IDEO(ジェイ・イデオ)
中外医学社
「J-IDEO(ジェイイデオ Journal of Infectious Diseases Educational Omnibus)」は感染症診療や感染管理の専門知識、感染症関連の最新トピック、その他日常診療や臨床研究に役立つ情報などを医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、すべての医療者に発信する新時代の感染症専門誌です。(中外医学社ウェブサイトより引用)
本研究会からはオブザーバーの岸田直樹先生、幹事の山田和範先生が編集委員を務められ、2017年3月に創刊となっております。ぜひご覧ください。
J-IDEO創刊のお知らせ http://www.chugaiigaku.jp/j_ideo/
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